北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「身内の内輪話」の守秘義務は,死後10年で時効か?

 私は,これまで親戚の法事はすべて,多忙を理由に欠席を容赦してもらってきた。ところが,一昨日にあった母方の「伯父貴の13回忌」の法要には,「母の命令で」出席することになり,久しぶりに約10名の親類縁者が集った(横浜在住の伯父貴[次男]の関係は,当日になって,「新型コロナウイルスとの濃厚接触」を理由に,出席を辞退されたもよう。)。

 法要後の昼食会では,私も,「甥」にして,故人のご子息の「従兄」として,大変可愛がってもらった伯父貴(長男)の「懐かしい思い出」が語られるものと承知していたが,叔父貴(三男)が,伯父貴のご子息(私の従弟)の苦笑を尻目に,「実は,兄貴はねぇ・・・」と言って,次から次へと「昔の」暴露話をとめどなく,披露し始めた(悪気がないのはわかるのだが,…)。不謹慎(?)ながら,笑ってしまったが(途中で,私の姉が義叔母をつついて,止めさせてしまったのだが)。後から考えると,これまで,身内の葬儀の都度,「献杯の挨拶」役だった叔父貴に似つかわしくなく,やはり「認知症」の進行が気になった。

 それにしても,義伯母(=故人の妻)が話してくれた,「渥美半島出身・明治生まれ」の「姑(私の祖母)」が「伯父貴との関係で」嫁(義伯母)に要求した事項(要するに「(ご自分の息子=)夫を立てろ」ということか)には,ただただ驚かされた(まあ,伯母も母も,実の娘ながら,「祖母」のやることは,さもありなんととの感覚だったし,私も子ども心に,義伯母がこき使われているなぁという感覚だったが,それにしても,まあ,よく耐えられたなあ,と感心する)。ちなみに,伯父貴(元愛知県職員)は,勤務先(愛知県庁)の部下からは,「皇帝」という渾名をつけられていたそうだ。

 人間誰しも,相手に応じて,違った顔(ペルソナ)を持つものだ。

 

K先生へ

このブログのことは,義伯母には内緒よ。