今朝，出勤時に新聞を斜め読みしたときは気づかなかったが，
晩御飯の後，再度，朝日新聞を斜め読みしていたら，
訃報欄に，小さく小山勇さんのことが出ているのを見つけ，嗚呼…と思った。

ややローカルな存在ではあるが，
「知る人ぞ知る」名古屋の名士で，中日新聞社元副社長だ。
実は，WADASUの仲人でもある。

最初に小山さんをお見かけしたのは，
弁護士となって，旧石原法律事務所に就職し，勤務開始の初日，
今は亡き石原金三ボスにお食事に誘っていただいた後，
二次会のお供で，連れてっていただいた超高級クラブ『なつめ』においてだった。

当時，『なつめ』は，愛知県の政財界の要人が日々集い，
名古屋における『夜の社交界』の舞台であった。
あのとき，『なつめ』には，
鈴木礼治・愛知県知事の姿があり，西尾武善・名古屋市長の姿もあった。
（今の愛知県知事・名古屋市長との関係性とは，１８０度，異なる。）
和気藹々とした政財界の要人方の中心にみえて，
各方面の要人らと語り合っていた人物こそ，
小山さんだった。
（ちなみに，『なつめ』のママは，宇津井健の最期を看取った方だ。）

あれから，随分と時が経った。
最後に小山さんをお見かけしたのは，石原ボスの『お別れの会』のときだったか。
先般お亡くなりになった横田滋さんの享年（８７歳）に較べると，
ちょっと早い感じがしなくもないが，
ご婦人に先立たれてから，ガクンと元気をなくされた分，
寿命が短くなってしまったような気がする。

謹んでご冥福を祈ります。