弁護士のブログBlog
谷川俊太郎「ある墓碑銘」
- 2021-04-08
「君」は,今年(令和3年)3月に死去した親友。家族ではない。
「痛み」と「涙の泉」を伴うほどの「哀しみ」。
「私たち」と「君」との接点は,何か。
(2021年(令和3年)4月7日 朝日新聞・夕刊)
谷川俊太郎も,1931年(昭和6年)生で,今年,90歳。
生きていれば,私の父と同じ年齢だ。
「生きている過去からの贈り物」として,
「今ここに」いて,死んでも語り合える「君」は,
多感な幼少時を疎開先で過ごし,
旧制中学時代からの苦楽をともにし,
昭和と平成の「空気」を共有してきた
「人生の戦友・仲間」ではないのか。