弁護士のブログBlog
夫婦別姓・婚姻届不受理=合憲の大法廷判決(平成27年12月16日)から,わずか6年足らずで,最高裁は,前回の大法廷判決を覆すのか?
法的安定性はどうなるのか?
今般,「夫婦別姓=婚姻届不受理」違憲訴訟について,最高裁が大法廷として受理した以上は,違憲判決が出る公算が高い。
(前回・大法廷判決では,約1名を除き,全員一致の合憲判断)
【前回:多数意見・抜粋】=立法裁量
【前回:反対意見・抜粋】=世界的潮流からみても違憲
前回大法廷判決の後,最高裁の構成が大きく変わったとはいえ,
合憲意見の約3名は依然,最高裁判事として残留されている。
上掲・3名が「転向」するのか,反対意見を書くのか,注目しよう。
(余談)
昨日,メール交信したS先生が,今から約30年近く昔,
弁護士同士のある会合で,ニヤニヤしながら「(H先生を指して)私の妻です。」と紹介されたことがあった。
「また先生,ご冗談を」といって,笑いとばしたら,本当の「別姓」夫婦だった。
あのときは,大変失礼しました。