北口雅章法律事務所

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最高裁大法廷,違憲判決に至らず

予想は外れた。

が,法的安定性の観点からは,納得できる。

 

 だが,何で,前回大法廷から,わずか6年未満で,再び大法廷に回付されたのかが,全く分からなくなったが,意見分布から,概ね推察できる。第二小法廷(草野判事)というよりかは,宮崎判事宇賀判事(第三小法廷)が,戸倉・林・長嶺各判事の説得を諦め,他の小法廷に属する判事の説得にとりかかった,という経緯ではなかったか。

 

(最高裁判事の顔ぶれも,この5年間で,随分と変わった)