「西村叩き」に歯止めがかからない。
何故か？，解説するまでもないが，

第１に，彼が公言実行しようしたことは，
「陰湿な弱い者イジメ」以外の何ものでもない。
社会的・経済的弱者（飲食店・飲み屋）をターゲットととして，周囲（金融機関，酒類卸売業者）から締め上げさせ，公権力の担い手である自身は「手を汚さない」という極めて陰湿・卑劣な手口。社会の反発を招くのは当然のことだ。

第２に，彼が「学歴・職歴エリート街道」（東大法学部・通産省・国会議員・大臣）をまっしぐらに進む過程で，庶民感情，「自他共栄」（灘校）の精神を忘失してしまっていることだ。

第３に，「社会の空気」を読むのには敏感であっても，小手先の「前言撤回」でお茶を濁しつつ迷走するだけで，責任を取らない（大臣を辞任しない）。このため，益々感情的反発を招き，攻撃対象となる。

この背景にあるのは，

「日本社会全体にはびこる，ストレスの充満」。
つまり，不甲斐ない「菅政権」に向けられた，
日本国民の閉塞感・ストレスの「はけ口」となっているのだ。