北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「虐待の連鎖」というが…

子を虐待する親の多くは、幼少期に被虐体験をしている。そして,自分の親を注意してくれる存在にも恵まれないまま育つと,虐待行為一般に対する罪悪感や抵抗感が十分に育成されず、鈍感となり,自制心が貧弱なまま成人となる可能性がある。このような生育環境で育った人間は,つい自分でも抑制がきかず虐待行為をやってしまう傾向にある。これが「虐待の連鎖」と呼ばれる現象の実態であろう。この観点からは、「虐待の連鎖」現象の当事者に情状酌量の余地がないわけではない。

このような「連鎖」類似の観点からすれば、下掲報道の失言も、情状酌量の余地が全くない訳ではないが・・・,それでも,やはり、お笑いではすまされない,だろうなぁ—

 

 

 

●●市長!,●●●●大学は,「新設校」ではありませんぜ。