北口雅章法律事務所

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木版画家は,皆,「吉田博」にあやかりたい?

「吉田博」は,日本を代表する木版画家。
 彼の制作・出品時期は,明治末・大正・昭和にまたがり,諸外国を描いた作品も多いが,
どの作品をみても,心が安らぐ。

そこで,コンピュータ画面をにらみつつの仕事で,疲れると,
WADASUのPCの「お気に入り」に入っている,
「吉田博」をキーワードとする,
ヤフー・オークション画面を開けて,どんな作品が出品されているかな?
と,ながめることがある。

<吉田博「木曽川」> 

昭和2年当時の木曽川を描いたもので,犬山城が描かれている。

で,今日も,どんな作品が出品されているかな?
と思って,上記画面を開けると,・・・

フ~ン??,なかなかイイ作品だ。
が,まてよ。「吉田博 全木版画集」には,こんな作品など無かったはずだが,・・・
と思ってよく見ると,
上掲は,いずれも,吉田博がキーワードに組み込まれているものの,
同画伯の作品ではないことに気づく。
(上掲左が,川瀬巴水【雪の寺島村】,上掲右が,土屋光逸 【雪の宮島】)

まあ,吉田作品ではないにしても,
どちらもレトロで,ながめているだけで気が安らぐ。
季節に合わせた,吉田ファン向けの出品となっている。
さあ,買った,買った!

ちなみに,亡ダイアナ妃が,吉田博画伯の作品を好んだことは有名だ。

ちなみに,WADASUの持っているコレクションは,

コレ(【フワテプールシクリ】)。

ついでに,「吉田博」を取材していたら,

彼にも,従軍画家として,戦争画を描かされた時代があったことを知った。

木版画でも,戦闘機パイロットの視線で描く彼の構図は,なかなかのリアリティ(臨場感)がある。