北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「小学校時代の恩師」の訃報

ここ数年、「小学校時代の恩師」からの賀状が途絶えていた。
が、今日(令和5年1月18日)届いた、ご子息からの寒中見舞いに、
昨年6月の恩師他界の訃報と、通知が遅れたことへの詫びが書かれていた。

小学校2年、5年、6年と合計3年間にわたって指導を受けた。
悪さをすると、直ぐに廊下に正座させられ、反省文を書かされた。

この恩師からは「化石掘り」の面白さを教えてもらった。
先生に引率してもらって、級友たちとともに、
休日など、何度か「化石掘り」に連れてっていただいたのが楽しい思い出だ。

いつのことだったか、この恩師が、
中央大学法学部を卒業し、
何度か司法試験にチャレンジした後、親からの仕送りが途絶え(?)
教員免許をとった後も、司法試験の勉強をされていた、と知らされた。

その後、小学生教育の方が楽しくなって、
司法試験のチャレンジは止めてしまったそうだが。

私が、この恩師の挑戦を引き継ぐ形となった。

「先生、司法試験に合格したよ。」と報告したら、

お祝いに、「特製の」「栞(しおり)」を送ってくれた。

30年以上も昔の話だ。

送られてきた「栞」がいくつかあったが、散逸してしまい、
さきほど、事務所の机の引き出しの中を探したところ、
うち僅か4枚が出てきた。
各々手書き文字が書かれているが、残念なことに、
気に入っていた文言の栞が全て失われてしまっている。
「正義の北口君へ」とかあったはずだが、・・・・

合掌