全力を尽くした後の

Ａ：努力が「報われそうな」予感があるときの「疲労感」は、

　　ほのかな安堵を伴い、爽やかな気分になれる。だが、

Ｂ：努力が「報われそうにない」予感があるときの「徒労感」は、　

　　どっと疲れが倍増し、悄然とし、気が滅入る。

裁判官の補充尋問の内容を聞けば、どの程度、記録を読み込んでいるかいないのか、どの程度、事案の実相を理解しているのかが、見え透いてわかる。また、いくら裁判官がポーカーフェイスを装っても、ベテラン弁護士になると、裁判官の顔つき・発言等から、その心中・心証は大方読めるものだった。ところが、最近は、判決をみて驚かされることが少なくないので、「裁判官の心の動き」は、読めないことの方が多い。（もっとも、最近は、昂然と、判決言渡しの前から、？？？な心証を開示してくれる裁判官も増えたが。）