北口雅章法律事務所

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「事件性は認められない」だと?

マスコミはアホばかりだから、警察庁長官を追い詰められない。

警察庁長官・露木康浩氏の記者会見で、
もし私が、マスコミ代表として、代表質問をさせていただけたなら、次のように質問する。

 

― 「事件性が認められない」というのであれば、そもそも何故、今になって、警察庁トップの警察庁長官が自ら直々に、「事件性が認められない」と説明する必要があるのか?
― ①「死亡した男性が、木原誠二・官房副長官『現在の妻』の元夫にであること」、②週刊文春で関係者が叩かれまくっていること、③警察庁長官御自身に対する『官邸からの圧力(=釈明会見せよ!という)』以外に、何か理由があるのか? もしそれ以外に理由があるのであれば、述べてみよ。

 

― 「証拠上、事件性が認められない」というが、「死亡した男性」の法医学鑑定はやったのか? 自傷行為と矛盾がないという法医学鑑定は出たのか? その概要を説明せよ。
― 『事件性が認められない』=「自殺の可能性が高い」という論理的関係になるが、よいか?
(「自殺の可能性が高い」と言えなければ、「事件性」は否定できない。)

― 警察が、『事件性が認められない』と断定することは、死亡者が「自殺をした」と警察が断定的に判断したに等しい。このような事実を断定的に公表することは、当該死亡者とその家族のプライバシーを侵害することにはならないのか?!!

―  「自殺の可能性が高い」というのであれば、その根拠を示せよ。『自殺の動機』を解明できているのか?

― 捜査を途中で打ち切ったのは何故か?

 

「臭いものにフタ」をしたのか?
「死因は自殺と考えて矛盾がない」という根拠は何か?
「死因は自殺と考えて矛盾がない」と警察庁が勝手に「空想」しただけでは、「事件性の疑い」は否定できない。