北口雅章法律事務所

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「一切の業障海はみな 妄想より生ず」

 

月一回訪れるマッサージ室の向かいのお寺(浄土宗)の掲示板を見ると…

一切の業障海はみな 妄想より生ず」とある。

 

出典をネットで調べると、「観普賢菩薩行法経」らしい。

曰く、「もし眼根の悪あって、業障の眼(まなこ)不浄ならば(もし自分の物の見方が誤っていると気づいたならば)、ただまさに大乗(経典)を誦し、第一義を思念すべし。これを眼を懺悔して、諸の不善業を尽つくすと名づく。耳に根は乱声を聞いて。和合の義を壊乱す。是に由って狂心を起こすこと、なお癡(おろか)なる猿猴の如し。ただまさに大乗を誦し、法の空無相を観ずべし。永く一切の悪を尽して、天耳をもって十方を聞かん。鼻根は諸香に著して、染に随がって諸の触を起こす。此の如き狂惑の鼻染に随がって諸塵を生ず。もし大乗経誦し、法の如実際を観ぜば、永く諸の悪業を離れて、後世に復た生ぜじ。舌根は五種の悪口の不善業を起こす。もし自ら調順せんと欲っせば、勤めて慈悲を修し、法の真寂の義を思うて。諸の分別の想いなかるべし。心根は猿猴の如くにして、暫も停まる時あることなし。もし折伏せんと欲っせば、まさに勤めて大乗を誦し。仏の大覚身(天地の真理を悟った身)、力・無畏の所成を念じたてまつるべし。身はこれ機関の主、塵の風に随がって転ずるが如し。六賊中に遊戯して。自在にして罣礙(さわり)なし。もしこの悪を滅して。永く諸の塵労を離れ、常に涅槃の城に処し、安楽にして心憺怕ならんと欲っせば。まさに大乗経を誦して、諸の菩薩の母を念ずべし。無量の勝方便は、実相を思うに従って得。かくの如き等の六法を名づけて六情根とす。一切の業障海は、皆妄想より生ず一切の行いの過誤=業障は、全て妄想から起こる。)。もし懺悔せんと欲っせば、端坐ざして実相を思え。衆罪は霜露の如し。慧日能く消除す。この故に至心に、六情根を懺悔すべし。」

 

ちなみに、仏画カレンダーのバックナンバーは、…