北口雅章法律事務所

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「法科大学院」制度の「零落」を報じない中日新聞

今年の司法試験の結果を報じる中日新聞は,下記のとおり。
「合格者数」トップ(152名)の慶応大学法科大学院をランキング・トップに据えず,
「合格率」トップ(62.69%)の京都大学法科大学院をランキング・トップに置く。

だが,現実は,予備試験組(「無所属」)が,
「合格率」,「合格者数」ともに,断トツなのだが,
これを「表(おもて・ひょう)」に出すと,
「法科大学院」制度が「惨(みじ)め」に見えるからか,

その現実が,明確に報じられていない。

善意に解釈すれば,地元の愛知学院大学法科大学院「少数精鋭」(善戦)ぶりをアピールしたかったのか??

だが,合格者数「3名」かぁ・・・

かえって,合格者数の「貧弱ぶり」がクッキリとして,「??」ではないか。

それにしても 法科大学院の「無用の長物」化が,一段とクッキリしてきたなぁ。