北口雅章法律事務所

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「100日後に死ぬワニ」がウケた訳

インターネット上で,連載が公開され,
本屋でも平積みされてている4コマ漫画
きくちゆうき著「100日後に死ぬワニ」

1投稿ごとに30万を超える「いいね」を獲得し,
連載終了日の2020年3月20日には,
Twitterのトレンドで世界1位となった,とのこと。
なぜ,これほどウケたのか?  

ザクッと読んで考えてみたが,・・・

ホームページには,
「避けられない運命と、何気ない日常。」とあり,
本の帯には,
「あたりまえ。だから愛おしい。」とある。

それだけで,あれだけウケるものなのか?

結論的には,平凡ながら,
今の世相にフィットし,共感できる,
ということなのだろうが,
具体的には,どこが・何故,あれほど共感できるのか?
をツラツラ考えるに・・・

 

「カウントダウンで迫り来る死」とのギャップを感じさせる明るさ。

小さなことでも,幸せを感じる素朴なキャラ


 

剽軽(ひょうきん)と愛嬌(あいきょう)

 

悲愴感が,殆どない。

最後・読後に,哀惜の情を催すものの,
結論的には,標記の疑問は,疑問として残る。
「ムーミン」のような,暗示・思想・生真面目さは窺われず,
軽く読み飛ばせるところが,今のトレンドにフィットしたからウケたのか?
としか考えられない。

 

デカいワニ

〈出典〉https://www.japacrunch.com/