弁護士のブログBlog
「100日後に死ぬワニ」がウケた訳
- 2020-04-17
インターネット上で,連載が公開され,
本屋でも平積みされてている4コマ漫画
きくちゆうき著「100日後に死ぬワニ」
1投稿ごとに30万を超える「いいね」を獲得し,
連載終了日の2020年3月20日には,
Twitterのトレンドで世界1位となった,とのこと。
なぜ,これほどウケたのか?
ザクッと読んで考えてみたが,・・・
ホームページには,
「避けられない運命と、何気ない日常。」とあり,
本の帯には,
「あたりまえ。だから愛おしい。」とある。
それだけで,あれだけウケるものなのか?
結論的には,平凡ながら,
今の世相にフィットし,共感できる,
ということなのだろうが,
具体的には,どこが・何故,あれほど共感できるのか?
をツラツラ考えるに・・・
「カウントダウンで迫り来る死」とのギャップを感じさせる明るさ。
小さなことでも,幸せを感じる素朴なキャラ
剽軽(ひょうきん)と愛嬌(あいきょう)
悲愴感が,殆どない。
最後・読後に,哀惜の情を催すものの,
結論的には,標記の疑問は,疑問として残る。
「ムーミン」のような,暗示・思想・生真面目さは窺われず,
軽く読み飛ばせるところが,今のトレンドにフィットしたからウケたのか?
としか考えられない。
デカいワニ
〈出典〉https://www.japacrunch.com/