北口雅章法律事務所

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事故か、事件か?

名古屋市中区のマンション7階の窓から、
二歳男児・二名(双子)が連続して、転落してきて死亡した、という。

 

両親は在宅しており、母親が「目を離した隙に子どもがいなくなった」という。

県警は、「事件と事故の両面で」捜査を進める、とのこと。
だが、「事故」に決まっとる。
母親に幼児殺害の動機があるように思われないし、
発作的犯行であれば、連続的に転落死させるであろう。

 

 

目撃証人によれば、時間的間隔を置いて、別の男児が落ちてくるのを目撃したというのであるから、恐らく「兄ちゃんが窓によじ登って消えた」のを見ていた弟が、不思議に思って、兄ちゃんの真似をして、窓から身を乗り出したのであろう。

だとすれば、

窓下の床に家具を置いていた両親に重過失の疑いがなきにしもあらず。
警察官としては、「事件」の可能性を認知した以上、捜査報告書に、捜査の結果「事件性なし」と判断した根拠を詳細に記載して、検察庁に提出する必要があろう。

 

 

「窓を施錠し」ていた、というのはウソくさい。