北口雅章法律事務所

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最高指導者亡き後のイランの行方

イスラエル=アメリカ連合軍の軍事攻撃によって、イラン最高指導者・ハメネイ師の死亡が報じられた(2026.3.1)。今後、どのような展開が予想されるのか。

 

ハメネイ師は、イラン=イスラム革命を主導した反体制派・宗教学者ホメイニ師の後継者である。ホメイニ師は、1960年代に、国王パウレビー2世が、アメリカの後ろ盾のもとで遂行した近代化政策「白色革命」に対する抗議活動の中で、フランスから帰国し、国王をアメリカに亡命するに至らしめた。

「詳説 世界史」(山川出版社)より

 

ここで、問題。
何故、イラン国民は、「白色革命」に反発したのか?
これを扱った大学入試問題が、昔懐かし、昭和55年の東大入試問題(世界史)である。

 

正解は、イ。

「イスラム教の伝統が軽視された」からである。
イランは、「イスラム教の教え」に基づいて統治が行われる宗教国家なのだ。
イスラム法学者である最高指導者(ハメネイ師)のクビをすげ替えたところで、西欧近代型の民主主義国家に変貌するわけがない。

要するに、イランがイスラエル=アメリカに屈することはないし、核開発を断念することはないであろう。彼らにとっての「核開発」は、自衛手段であると同時に、「アッラーの神の思し召し」なのだから。

今回のイラン攻撃で、何故、アメリカが、イスラエルに加担したのか? 
イスラエル(モサド)が仕組んだ、いわゆる「エクスタイン問題」絡みで、イスラエルからTRUMPが脅迫されているからではないのか…?、という胡散臭さを感じるのは、私だけであろうか。