弁護士のブログBlog
嬉しい「報復」
- 2025-11-16
「報復」とは、通常、報復相手に痛手をおわせるはずのものである。
ところが、このたびの中国外務省の「報復」を喜ぶ日本人は、私を含め、少なくないのではないか。

日本国あるいは日本人にとっては、実に喜ばしい、中国外務省の「訪日自粛」の呼びかけであるにもかかわらず、「報復」であるといった、失笑をかうような報道のためめに、何故マスコミ各社が一面の紙面を割くのか? 善意にとれば、中国外務省の意図を「推察」して、高市首相の「失言」の副作用として報道しているのかもしれないが、むしろ中国外務省=中国共産党から、高市首相の「台湾有事は日本有事」「存立危機事態」発言が、中国共産党にとって著しく不快であって、「報復してんだ」という(的外れな)PRをせよ、という指令が、中国共産党から、「中国共産党に侵食された」日本のマスコミ各社に出されたからではないのか? 中国共産党が、「公明党を自民党から離脱させることが、自民党=高市政権にとってのダメージになる」といった的外れな誤解から、先般、公明党に連立離脱を指示したように。
これで「閑かな京都」が戻るといいね。