弁護士のブログBlog
さすが !! 東京高裁(東亜由美裁判長)
- 2025-11-28
同姓婚を認めると、戸籍制度が綻ぶ(と思う)
東亜由美判事は、前から優秀だと思っていた。さすがだ。

日本の伝統文化を尊重する常識的な判断が、圧倒的な少数派であることに愕然とする。
「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」(憲法24条)。
「両性」の中に「同性」を含むという憲法解釈(札幌高裁)は、概念矛盾である。
「差別的取扱い」(名古屋高裁)というが、国家は、同性カップルの私生活には一切介入していないのであって、「国家の不作為」が「差別的取扱い」だというのは、これまた概念齟齬だと思われる。ただ単に、戸籍登録を前提とする「婚姻届」を受理しないというだけのことで、「個人の尊厳を著しく損なう」(大阪高裁)とか、「幸福を追求する道を閉ざす」(福岡高裁)というのも意味不明である。