弁護士のブログBlog
当方は,某大学病院の執刀医が,「脊髄手術後に発症した『術後硬膜外血腫』の処置を懈怠した結果,患者に後遺障害が残ったのだから,示談せよ!」と某大学当局に申し入れてあったが,
大学当局から,半年以上も経っても,なかなか返事がこなかった。
最近になって,ようやく返答がきたが,
本件患者の後遺症状は,『術中操作によって不可避的に生ずる神経損傷』に起因するもので,
『術後硬膜外血腫』に起因するものではないとの理由のもと,示談お断りの回答だった。
曰く「…○○様の場合,□□:□□頃に『閉創』措置処置が完了しましたが,
『閉創』時にJVACドレーンが留置され血腫が形成されにくい状態であったにも関わらず,
・・・術直後から症状を認めていることから,
・・・『術後硬膜外血腫』の一般的・典型的症状とはいえません!!」だとぉ?
『ヘエ?,ソウ』かぁ?
カルテには,
「硬膜外からの易出血性も強く,術野全体の把握は困難であった・・・」
「ドレーンの流出は不良である」と書いてあるやないか!!?