北口雅章法律事務所

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「ノストラダムスの大予言」の大虚言

今朝(7月22日)の朝日新聞・訃報欄に,

氏名を見ただけで「腹の立つ」名前を見付けた。

「五島勉」

 

年がバレるが,
昔,大ベストセラーになった「ノストラダムスの大予言」を著した,
ホラ吹き男だ。

 

 

あれは,中学生のときだった。
担任の数学教諭が,ホームルームの時間に,
深刻な顔つきをして,われわれ幼気(いたいけ)な中学生らに向かって,
どうやら,まもなく人類は滅亡するらしい。
100発100中の予言書に,そう書いてある。
『ノストラダムスの大予言』というこの本だ。
と言いおった。

どこの書店に出向いても,超ベストセラーなので,
売り切れだった。

ようやく手に入れて読むと,・・・

1999年7月,空から『恐怖の大王』が落ちてくる・・・
だっけかがノストラダムスの4行詩に書かれていて,

要は,これが「人類の滅亡」を意味する,と。
『恐怖の大王』とは何が考えられるか?・・・
など,滔々とまことしやかなウソが書き並べられていた。

が,当時の私は,「新興宗教に引っ掛かる若者」のごとく,
未だ,「人間がウソをつく動物である」という自明のことを
教えられず,バカ正直に育てられたために,
この種の本には,抵抗力・免疫力がなかった。

あの「ウソつき野郎」が90歳まで生きたとなると,
やはり腹立たしい。
アヤツの2000年以降の寿命を,三浦春馬くんに
分けてやってもらいたかった。