北口雅章法律事務所

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乾坤一擲!,ついに出た!「中日新聞での」意見広告

今朝(7月30日)の中日新聞に「小さく」出ていた。
大村・愛知県知事に対するリコールの意見広告。

 

この意見広告を載せていいものか否か…新聞社内部で,もめにもめ,「社長決裁」に至ったらしい。
「経済紙面」を使って,小さく,目立たずに載せられていたが,
その社会的意義は,小さくはない。

この社会運動を,「右翼の街宣活動」と同視する向きがあるが,
「愛国」=「右翼」ではないし,
「ラベリング」は,批判者の「心の歪み」を鏡のように映し出す。

①憲法21条で定められた「表現の自由」は守られるべきであること,
②行政こそ「表現の自由」を守る先頭にたつべきであること,

日本共産党愛知県委員会が掲げる上記主張は,
一般論としては,いずれも正しい。

が,しかし,

今回の「大村知事の対応」は,

「大村・愛知県知事ご自身が」公的主催団体の会長として,
あいちトリエンナーレの趣旨(愛知県民に親しまれる芸術祭)に反し,
「日本国民統合の象徴」と「人間の尊厳」を汚辱・冒瀆する主張作品
「日本国(銃後)を守るために犠牲となった,戦争犠牲者」を愚弄する主張作品
歴史的事実に反し,日本国・日本国民に「国辱」を与える一部韓国国民の主張作品について,
「公金」を使って,「県立美術館」で,大々的に展示させたものである

日本共産党愛知県支部よ!!

あなたがたが「大村知事の対応」を支持するのならば,
国際芸術祭(あいちトリエンナーレ)の趣旨に反し,かつ,
愛知県美術館ギャラリー展示室利用受付許可要領で展示が禁止されている作品について,
このような規律違反の作品を「県民が負担した税金」を使って,愛知県立美術館で展示させること,
つまり,公共団体主催の美術展で,「契約違反」の違法なハラスメントを容認することが,憲法21条の「表現の自由」として保障されている
これぞ,「日本共産党の見解」であり,
「日本共産党が共感・共鳴」する「憲法解釈」だと,堂々と明確に,主張したらどうなんだ。

アホ扱い」されること,請け合いだと思うが。