北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

高野利雄・元名古屋高検検事長が関わった『最低の裁定』!!

腐りきった相撲協会に,もはや「正義」などない。

腐臭(ふしゅう)ただよう相撲協会の『□□』(御用理事)に成り下がった
 
高野利雄・元名古屋高検検事長に対し

強く抗議せざるを得ない。

今般(12月20日),日本相撲協会は,
危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)
による「調査」をしたかの如くに「マヤカシ」のポーズをとって,
「黒鵬」をわずか1.5ヶ月の「減給」処分にとどめ,
「日本相撲業界の膿」=「ダーティ黒鵬」
の排除・粛清(郭清)を懈怠した。

高野・元検事長の「欺瞞」的態度,
八角理事長の「腰巾着(こしぎんちゃく)」に終始し,
国民をなめた態度に怒りを覚える。
「□を知れ!!」と言いたい。

 

高野・元検事長は,最初から,
本件暴行事件の「真相=深層」に迫ろうという意図などなく,
したがって,正当な捜査・調査のもとに,関係者に対し公正かつ厳重な処分に向けた行動を起こそうという思いも全くなかった。

高野・元検事長の「頭の中」にあったのは,最初から
「八角理事長」体制の温存(外部理事としての地位確保)と,
黒幕「ダーティ黒鵬」(白鵬)の保身・擁護だけであろう。

ハナから「貴乃花=貴ノ岩」の訴えに耳を傾ける気などサラサラなかったのだ。

最高検あるいは,広島高検・検事長(鳥取地検の上級庁)を介して,
鳥取地検・検事正に不法な圧力をかけたのではないか?
鳥取県警・鳥取地検の方でも最初から黒幕「黒鵬」(白鵬)を
摘発する意思も「捜査能力」もなく,
「白鵬(黒鵬)の関与・役割については一切触れるな!!」

「白鵬(黒鵬)は『(自分が)止めた』と主張してるのだから,『白鵬が』止めたことにしろ!!」

といった『神の声(?)』,『上からの指令』があり,

このような捜査方針を確約する旨の捜査情報を高野・元検事長をタレ流ししていたのではないか。
(もっとも,どんなバカな法曹関係者でも,
  鳥取県警が,白鵬及び日馬富士の逮捕を怠った時点で,
 「ああ,お前達,最初からやる気がないのか,あるいは,
  鳥取地検から『釘を刺されていた』のか。」
  と思ったはずだが。)

彼らには「逃亡の恐れ」がないだろう。が,客観的にみて「口裏合わせ」のおそれ(=刑事訴訟法204条・207条・60条「罪障隠滅のおそれ」)があったことは明らかであろう。

高野・元検事長は,危機管理委員長として,報告書の要旨を読み上げたという。
「第1人者である白鵬がいながら(暴行の)結果を防ぐことが出来ず,
 これが大相撲の信用失墜につながった」だとぉ?

違うだろう!!

「白鵬がいながら(暴行の)結果を防ぐことが出来」なかった

ではない!

白鵬がいたからこそ!,傷害の結果を招いた

というべきではないか。

四囲の状況,動機の存否,暴行に至る経緯,時間的経過からみて,「ダーティ黒鵬」こと白鵬が,「自らは手を汚さずに」,日馬富士を使嗾(しそう)し,貴ノ岩に「ヤキを入れさせた」と疑うべき相当な理由があり,そのような嫌疑をハナから否定して,最初から,「白鵬(黒鵬)の言いなり」のストーリーに沿った「証拠固め」をするように仕向けてきただけではないのか。

相撲協会(八角理事長。その背後に「尾車」の腐った臭いがする)が,
文科省や広島高検等に手を回し,鳥取県警が結託して,「杜撰極まりない」捜査で「お茶を濁すよう」捜査指揮させたと合理的な疑いを抱かせるに十分な「出来レース」をしてきたからこそ,相撲協会と検察庁の「信用失墜」を招来したというべきではないか(私などは,もともと,一部検察官は信用していないが。)。

 

高野・元検事長の「元検事にあるまじき」,

問題行動を以下に摘示する。

1.そもそも,検察庁の捜査結果が公表されていない段階での,関係者の処分決定などありえないしあってはならないことだ。
 検察庁の,日馬富士に対する処分方針が「ダダ漏れ」のように,
 高野・元検事長の耳にとどいているからこそできる処分決定である。
(高野・元検事長は,19日に,貴ノ岩から事情聴取したとのことであるが,検察庁と同様,貴ノ岩と白鵬の供述の食い違いについて,白鵬の供述内容を確認するといった作業・調査態度が欠落している。)

はじめに,「ダーティ黒鵬」こと白鵬の「ウソ八百!」ありきで,

あとは,右(黒鵬)へならえ!にしただけのことではないか!?

貴ノ岩(被害者)の供述に耳を傾けず,これを無視して!!

2.高野・元検事長は,11月30日に実施された理事会においては,捜査機関の捜査も,被害者・貴ノ岩からの事情聴取もしていない段階で!!事件の内容について「相当程度,解明は進んだ。」と述べた。このこと自体がふざけとる!! 

そして,白鵬(黒鵬)の供述に沿った,アヤツ(黒鵬)のいなりの「中間報告」をなし,
 その方向に世論を誘導している。

 通常は,捜査の伸展を静かに見守るのが関係者の常識的態度というべきであり,

 それに比べ,高野・元検事長の上記態度・発言は,非常識極まりない。
 
3.さらに,高野・元検事長は,上記理事会の場から,鳥取県警に電話を入れて,相撲協会の貴ノ岩聴取は捜査の支障がないとの言質をとり,貴乃花親方に調査への協力を迫ったという(文春)。
 そのような電話照会に応じ,「相撲協会の貴ノ岩聴取は捜査の支障がない」などと,「出来レース」ミエミエの安請け合いをする鳥取県警も鳥取県警であるが,
 事件当事者でもない「外野席」が,捜査機関に対して,
 事件に関する問い合わせをする,などという行動も,非常識極まりない

 そして,鏡山親方(元関脇・多賀竜)に四度も,貴乃花部屋に出向かせ,報道陣が集結する中,貴乃花から突き返されるなどといった状況を演出させ,貴乃花が被害届後の常識的な行動をとっていたにもかかわらず,それがまるで相撲協会に対し,非協力的・反抗的な態度をとっているかのように印象付けるといった「印象操作」をさせている。

「茶番」だ!

 捜査中は,当事者は,外部に捜査情報を漏らさないというのが鉄則であることを,高野・元検事長が一番よく解っているはずであるにもかかわらず,捜査機関の捜査と,相撲協会の調査を併行させること自体が非常識極まりない。

4.そして極めつけが,「中間報告」での,
 「(貴ノ岩が)すぐに謝れば,その先に行かなかったと思われる。」などという
 非常識極まりない

「倒錯」した「妄言」である


 

「犯罪者とともに泣く,元検察官」!!

高野・元検事長が,相撲協会・外部理事,兼 危機管理委員会・委員長
としての「職務」を十二分に果たしたことは,誰しも異論がないであろう

しかしながら,

高野・元名古屋高検検事長の上記所業の数々から明らかなとおり,

同元高検検事長は,

日馬富士暴行事件の「真相(深層)」=「臭い物」に「蓋」をしてしまい,

「ダーティ黒鵬」こと白鵬を「粛清」するといった

千載一遇のチャンスを逃し,

大相撲業界内での「八百長体質」,「暴力体質」の温存

をもたらした,

高野・元名古屋高検検事長の社会的責任は極めて重い。

 

※上記批判に対し,高野・元検事長から予想される反論について,

コチラ(↓)のブログも併せて,ご覧ください。

「忖度」される,高野利雄・元名古屋高検検事長からの反論

 

もし私が,危機管理委員会委員長であったならば,・・・