北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「弁護士冥利」に尽きること

まもなく私も弁護士歴30年になるが,この間,業績として自慢できるほどのことなど殆どない。だが,それでも自負できる事件が,約1件はある。国(法務大臣)を被告とした行政訴訟で,東京地裁・東京高裁での敗訴判決を,最高裁で覆し,逆転勝訴に至った労災事件だ(最高裁平成28年7月8日第二小法廷判決)。

 

あの最高裁判決から5年が経ち,被災(死亡事故)発生当時(平成22年12月),0歳(生後4か月)だった遺児は,今や,小学6年生になった(…ということは,甥御と同年齢か)。先般,愛知県美術館ギャラリーで開催された第69回「南風展」(2021.8.11-8.15)にて,彼女の作品が展示されているとの知らせを受けたので,早速,拝見してきた。

彼女の母に,メールしておいた。
スポットライトに照らされたポーズが決まってますね。
バレリーナの顔が天に向かっているところに希望を感じます。
見事な出来映えです。 北口雅章」