北口雅章法律事務所

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「日本の宝」にして,「最後の砦(とりで)」

ご自分ことを「日本の宝」にして,「最後の砦(とりで)」と自信をもって公言でき,(素人ながら)なるほどそのとおりですね,と思える医師は,滅多にいない。

名古屋大学医学部・旧第2外科教授中尾昭公(あきまさ)先生が,テレビに出ているということで,義弟(外科医)に奨められて拝見した。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」「すい臓外科医・中尾昭公」。同医学部・旧第1外科教授には,同時代,著名な先生が君臨されていたこともあって,旧第2外科は,地味なイメージがあったが,未だ現役(73歳)の,「すい臓癌外科」の凄腕を見て仰天するとともに,誤解していたことを思い知らされた。

 

以下,中尾語録

「僕はある意味では『(私が)日本の宝』だと思っているから」

 

「だから『私が最後の砦』って言ってるじゃん」

 

「やれるうちは(すい臓癌手術を)やらなきゃ損じゃん。
 『(私が手術をやらなきゃ)日本の損失だよ

 

「大体私がここ(病院)で(患者に対し)『五分五分(で膵臓癌が取れる)』と言ったのは,大体(膵臓癌が取りこぼしなく)取れてるよね」

 

 

「いつも迷って『もっといいものがあるかどうか』っていうことをいつも迷ってる医者じゃないと…(現役引退すべし)」