北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

相対性理論

私も若かりし頃は,「自分よりも」「年配の方々」を見れば,それなりの人生経験を積んだであろう「別世界の存在」と考えることができた。

ところが,昨今は,

自分も,馬齢を重ね,それなりに人生経験も積んできた関係で,30台,40台の著名人が,小生意気な言動・報道をみるにつけ,内心では,「何を偉そうに。若僧めが。」とか,「青二才は引っ込んどれ。」などとヤジを飛ばしたくなる。その反面で,街角で,(若かりしときは,「ジジイ・ババアに見えた」はずの)50台,60台の年配者が,老け込み,草臥れ,元気のない顔つきをして,歩いていたり,電車の座席等に座り込んでいるのを見ると,― 顔貌や頭髪を観察するに,ドー見ても明らかに「自分よりも年齢が若いんじゃないのか?」と思われる御仁も少なくないので ― ,「ボクも,もう,こんな年齢になったのか。」と思わず愕然としつつ,「おい!,もうちょっと,元気出せよ。」と声をかけたくなる。