北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

今の眞子さまの「心象風景(しんしょうふうけい)」か?

昨今,仕事の合間に,一人で外食に出向くときは,
注文した食膳が届くまでの間,
しばし,「若山牧水歌集」(岩波文庫)を読み耽(ふけ)る。

が,今日は,--予想されたこととはいえ--,
アノ衝撃(?)のニュース(「婚約延期」)が,頭を過(よ)ぎるせいか,
「眞(ま)」という文字にぶつかると,
歌全体が,(忖度される)眞子さまの今の心象風景と折り重なってしまう。

 

人いまだ ゆかぬ枯野の 今朝の霜を
 踏みてわがゆく ひたに直ぐに

わが行くや 見る限りなる 霜の野
 薄枯れ伏し しろき 野邊(のべ)

心あての 麓(ふもと)もわかず 遙か(はるか)なれや
 た ひらにただ 霧のたちこめ

 

「牧水の世界」を眞っ直ぐに突き進めば,「五里霧中」となって後戻りができまい。

 

一般論として,結婚には,やはり「思い切り」(決断)と「勢い」とが欠かせない。

が,今や,眞子さまが自発的にブレーキを踏んだことは疑う余地がない。
「諫言」(宮内庁からの)と「戒告」(美智子さまからの)があったと思われるが,賢明な決断だ。
スケジュールは決まっていたのであるから,
他の皇室行事とのバッティングなど関係ない。
彼氏の借金問題もたいした問題ではない。
が,結婚は,当事者二人だけの問題ではない。

週刊誌で報じられたアノ問題,
おそらく「小室くん一家の」人権への配慮から,
報道規制が敷かれるに至ったとみられる,アノ問題は,
眞子さまの孤軍奮闘では,あまりにハードルが高く,重いといわざるをえない。

眞子さまの,この顔をみると,このオジさんも,切なくなるなぁ。