北口雅章法律事務所

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「博文」という名の由来

「博文」というと、大抵の日本人は、「伊藤博文(ひろぶみ)」を思い浮かべる。

昨年末、私が法廷で証人尋問した際、「下村博文(はくぶん)」衆議院議員、元文部科学大臣)について、「私の早稲田大学法学部時代の後輩です。」という証言が出てきたが、最近は、「博文」というような名前は、あまり見かけなくなった。

伊藤博文は、松下村塾の出身であるから、
その父親は、吉田松陰と面識があった可能性が高い。

 

さて、夜食を食べながら、
論語(顔淵第十二)をパラパラ見ていたら、

子曰く
(ひろ)く、文(ぶん)に学びて、
 これを約するに礼をもってす。
 また以(も)って畔(そむ)かざるべし
というのが出てきた。

先生がいわれた。
「博く書物を読んで、礼という規範で身をひきしめていくなら
 道に外れることはないね。」(齋藤孝訳)

名前の由来は、これか?