弁護士のブログBlog
「博文」という名の由来
- 2023-02-01
「博文」というと、大抵の日本人は、「伊藤博文(ひろぶみ)」を思い浮かべる。
昨年末、私が法廷で証人尋問した際、「下村博文(はくぶん)」(衆議院議員、元文部科学大臣)について、「私の早稲田大学法学部時代の後輩です。」という証言が出てきたが、最近は、「博文」というような名前は、あまり見かけなくなった。
伊藤博文は、松下村塾の出身であるから、
その父親は、吉田松陰と面識があった可能性が高い。
さて、夜食を食べながら、
論語(顔淵第十二)をパラパラ見ていたら、
子曰く
「博(ひろ)く、文(ぶん)に学びて、
これを約するに礼をもってす。
また以(も)って畔(そむ)かざるべし」
というのが出てきた。
先生がいわれた。
「博く書物を読んで、礼という規範で身をひきしめていくなら
道に外れることはないね。」(齋藤孝訳)
名前の由来は、これか?