マズいことは，ドサクサにまぎれて，一挙に公表するのがミソ。
これが一番，「キズ口の拡がり」を最小限に食い止める方法だ。

「森友」問題（８億円値引・「アッキード」事件）に次ぐ，
「加計」問題（柳瀬元秘書官「首相案件」問題），
さらには，福田財務次官「セクハラ（？）発言」問題等，
中央政府のゴタゴタの最中，

昨年１２月，陸上自衛隊員の廃棄されたはずの「南スーダン・戦闘日誌」発見問題【注１】で，これ以上の不祥事は避けたかったはずの防衛省が，今般（４月３日），「なかったはず」の「イラク派遣部隊・日報」【注２】の存在を「恥ずかしげもなく！」公表した。

【注１】「南スーダン・戦闘日誌」発見問題：昨年７月，南スーダンにて，PKO（国連平和維持）活動に当たっていた陸上自衛隊員が「戦闘」に遭遇した旨の日誌について，同年9月、布施祐仁氏（ジャーナリスト）が防衛省に対して情報公開請求するも，防衛省は，「日報はすでに廃棄された」として不開示を決定。ところが，「再調査」してみると、昨年１２月，統合幕僚監部に電子データのかたちで保管されていることが判明。

【注２】「イラク派遣部隊・日報」発見問題：稲田朋美防衛相（当時）が国会で「残っていないと確認した」と答弁した日報の存在が，今年４月３日，明らかになった。

そして，今般，
国家・中央のドタバタ・ドサクサに紛れて（？）
地方までもが・・・，このタイミングを見計らって，

神戸・中３女子自殺　「破棄されていた」はずの聞き取りメモ見つかる　市教委が発表
4/22(日) 18:29配信（神戸新聞NEXT）
　２０１６年１０月、神戸市垂水区の市立中学３年の女子生徒＝当時（１４）＝が自殺した問題で、神戸市教育委員会は２２日、「見つからない」としていた、自殺直後に生徒６人にヒアリングしたメモが、昨年８月下旬の時点で、すでに学校が保管していたと発表した。学校側から申し出があったが、市教委は対応していなかった。市教委は「職務の怠慢で、隠蔽目的ではない」とし、遺族に謝罪した。遺族は「隠蔽」としたうえで「遺族の気持ちをふみにじるものであり、怒りを禁じ得ない」とコメントしている。

なんで，日曜日なんだよ！？？

もうちょっと，神妙な顔をしたらどうなんだ。

近頃，日本中に蔓延（はびこ）る「厚顔無恥」症候群！！?