弁護士のブログBlog
「明暗」を分けた(?),「似て非なる」二つの記事
- 2018-06-24
PCを開けると,二つの対照的な報道記事が目につく。
「明暗が分かれ」ていることは,解るが,よく解らないことの方が多い。
一方は,「先月」近鉄の無人駅(奈良県葛城市)で,酩酊した男性(71歳)がホームから線路に転落。居合わせた女子大生(22歳)が,咄嗟に線路に飛び降りて救助。その母(51歳)が,駅の非常通報ボタンを押し,警報音を鳴り響かる間に,ホーム端の踏切まで,約60メートルを男性を背負い, 「走って」移動。
▼何故「先月」の事実を今ごろ報ずるのか。
(感謝状を交付した日=6月22日の方が絵になるからであろうが,
だったら,もっと速く,感謝状を出せよ! と言いたくなる。)
▼「約60m」も,何故,「(背負って)走る」必要があったのか?
(列車が迫っていたなら,ホーム下に隠れるスペースはあるのではないか?
近鉄ホームの構造に不備があるのか?)
他方のアクセスランキング2位の記事は,「23日午前11時25分頃」、北海道上川町愛山渓付近で,「助産師・河野千賀子さん(56歳)が負傷し動けなくなった。」という夫から119番通報。夫が「電話をかけるために現場を離れた間」に、千賀子さんは,滝つぼに滑落し,救助されたが同日夜に出血性ショックで死亡。救助に向かった男性消防副士長(32歳)が現場付近で滑落し、意識不明の重体。
▼夫妻は,自動車で移動していたのか。歩行者ではなかろう。
▼妻は,何故,「滝つぼ」付近で,急に「負傷し動けなくなった」のか。
▼携帯・スマホの時代に,何故,「夫」は「電話をかけるため」だけのために,わざわざ「現場を離れ」る必要があったのか。
▼「負傷し動けなくなった」はずの妻が,何故,「滝つぼに滑落」するのか?
車ごと滑落したのか?
報道の仕方がマズいのか,文章力がないのか,それともワザとボカして表現をとっているのか? フツーに読めば,「犯罪の匂い」がする(夫の年齢・職業を隠すのはその趣旨か?)。
もしそうだとすると,両者は,「似て非なる」記事だということになる。
それにしても,お母さん,お若くて,お綺麗ですね。
一瞬,「姉妹かぁ?」と思っちゃった。
それに,お嬢さんも,逞しく,頼もしい別嬪ですね。
(・・・と考えると,朝日新聞が感謝状交付まで,事件本体の報道を控える気持ちもわからんでもない。)