弁護士のブログBlog
本日(1月25日)
日弁連・選挙管理委員会から,
令和2年度同3年度の会長選挙の「選挙広報」が郵送されてきていた。
今回の選挙には,5名の候補者が「乱立(?)」している。
広報掲載順に,
①武内更一氏(東京弁護士会・38期)
②及川智志氏(千葉弁護士会・51期)
③荒 中 氏(仙台弁護士会・34期)
④山岸良太氏(第2東京弁護士会・32期)
⑤川上明彦氏(愛知県弁護士会・34期)
各会長候補の公約・主張は,
1999年,政府が着手し,
2000年,日弁連が「強行採択」をもって同調した,
いわゆる「司法改革」
(司法試験合格者3000人,法科大学院制度の採用)
について,どのように受け止めるか?
「はっきりいって,失敗!!」
を認めるか否かで,「色分け」される。
「弁護士激増政策と法科大学院制度を終わらせます」と公言される武内氏(①),「司法改革の誤りを正して,弁護士という職業を護る!」と公言される及川氏(②)は,「改革派」であり,日弁連が犯した過去の過ちへの言及を避ける荒氏(③)と山岸氏(④)は,「保守系」といったところか。
これに対し,言及はしないものの,事実上「過去の失敗」を認め,
「100%実現を目指す『1000』と『100』」
と称して,司法試験合格者1000人への減員と,
若手会員の日弁連会費を10%減額を主唱する,
地元の川上氏(⑤)は,「折衷派(現実的な改革路線)」といったところか。
私自身は,感情論的には,①②に同調するが,
「諸般の都合から」地元・愛知県弁護士会の
川上先生(⑤)の現実路線への応援を約束している。
私の投ずる1票が,「死票」にならないことを願うばかりだ。