北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

森雅子法相 「進退伺」 の本音

【森雅子・法務大臣の本音】

 

「私,『お飾り』でもいいの。官邸・法務官僚の『操り人形』と言われたって平気よ。
 『法務大臣』という『身に余る』『権力の座』を一度掴んだ以上,絶対に手放したくないの。でも,『黒ネコヤマトの宅急便』のことで,『任命責任者(法務大臣)』として,責任を取ろうなんて,コレっぽちも思わなかったわ。でも,『責任を感じてマ~ス!』といった『一見,殊勝さを滲ませた演技(ポーズ)』は,絶対的に必要だと思ったのよ。動物的直観が働いたのね。でもね・・・,こんなことで,責任を取らされたんじゃあ,たまんないわ!!
 だって,『クロ猫の定年延長』の件も,『口頭決裁』の件も,私は,ただ単に,わけもわからず,『菅官房長官』の言いなりに動いただけですもの
 それでも,形の上では,『安倍ソーリ』からの『信認は続いている』という世間的なアピールは必要だわ。だからこそ,『形だけの引退届』じゃなくって,『形だけの進退伺』を出したのよ。だって,そうしておけば,法務大臣続投でも,『安倍ソーリ』から『お墨付き』をいただいたということで,『安倍ソーリ』に,全てを責任転嫁できて,安心ですものね
 本気で責任をとるつもりがあれば,『辞任届』を出すに決まっているじゃない『クロ猫』さんのようにね。」

 

【安倍ソーリの本音】

君(森法相)は,私が『女性(昭恵)に甘い』から,『進退伺』を提出しても,ドーセ,私が,君を慰留するに決まっている,などと最初から踏んでいたんだろ。実は,全くそのとおりなんだけどね
 君を辞めさせるわけにいかんだろが。だってな,『口頭決裁』なんてなアホな大臣答弁を恥ずかしげも無くして,平気でいられる,といった厚顔無恥(無知)な人材は,君ぐらいだよ。そんな『稀少な』逸材をボクが簡単に手放すわけないじゃないか。
 辞めるときは,“菅もろとも”,皆一緒さ(つまり,衆議院解散のときだけさ)。
 君は,『モリ友』流じゃなかった『森流』のやり方で,今までどおりの厚顔無恥を続けていて,くれたまえ。
  ボクは,コロナと,米中に間に挟まれて,今は,忙しいんだからさ。
『クロ』の後のことなんか,考えている余裕などないんだよ。」

 

今朝の讀賣新聞の記事は,正確でしたね。
(たぶん,良識派検事から取材したのでしょうね。)