北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

静岡地裁・新所長の就任会見に思う

「利用しやすく頼りがいのある司法を
 社会に提供できるよう 微力をつくしたい」

 

静岡県民の誰もが、そのように願っていることは疑う余地がない。
だが、目下、静岡地裁で係争中の医療裁判で、私の依頼者は、この会見を見てどう思われたであろうか。理不尽で、およそ理解に苦しむ訴訟指揮、心証開示が、これでもかこれでもかと繰り返され、ついに「ウツ」になりかかった。
大丈夫、大丈夫。上には、東京高裁が控えているから。
と慰めつつ、裁判所の理解・態度を痛烈に批判する最終準備書面を書くほか、術のない私であった。