北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

亡ギンズバーグ(米最高裁判事)の言葉

鷲田清一先生の「折々のことば」(朝日新聞)で、法律家の言葉が選ばれるのは久しぶりだ。

 

今朝(令和7年2月14日)の「折々のことば」は、亡ギンズバーグ(米最高裁判事)の言葉「聞き流すくらいが丁度(ちょうど)よい、というアドバイスが大いに役立っています。」とのこと。(私の場合は、「聞き流すくらい」にしていると、「真面目に聞いているのか!?」と怒鳴られることもなきにしもあらずだが…)

亡ギンズバーグといえば、バリバリの「リベラル」。平等原則に厳格な方。
一応、彼女の著作物は、購入してあるのだが…、未だ、「積ん読」状態。

 

訳者の一人・大林啓吾先生によると、「本書の中心となるのは、ギンズバーグが弁護士として行った口頭弁論や、連邦最高裁裁判官として執筆した法廷意見や反対意見である。そのほとんどが平等に関する事件」とか。某大学法学部で教授をしている私の高校・大学時代の友人の亡御母堂(大学法学部卒。生前、大変お世話になりました。)は、三姉妹の真ん中(次女)で、(親等からの)「差別的な取扱い」にしては極めて鋭敏だったと昔聞いたことがあるが、私の敬愛する弁護士も三姉妹の真ん中(次女)。…ひょっとして、亡ギンズバーグも同類かなぁ…?

 

ちなみに、「折々のことば」に抜擢された、法律家の言葉の前回は、「絶望の裁判所」等で高名な、瀬木比呂志先生だった。この言葉については、ブログで書くつもりだったが、時機を失した感がある。またの機会に。