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朝日新聞「天声人語」のレベル低下を憂う
- 2025-07-21
かつての朝日新聞「天声人語」は、「味わい」といい、「深み」といい、定評があった。
現代国語の高校入試問題に使われることも多かったのでなかったか。
ところが、昨今の「天声人語」には、底の浅い、短絡的な論調に辟易とさせられることが少なくない。
先日、7月15日の「天声人語」では、私の尊敬する今道友信先生が、薄給・講師時代に、フランス人から受けた、「人道支援」の逸話が、朝日新聞が好む「排外主義(?)」というラベリングとの間で、「安直な対比」がなされており、吐き気がした。
そして、7月17日の「天声人語」では、フーテンの寅さんが、「謝罪しない」ことと、生活保護費減額訴訟での最高裁・違法判決後も、国が「謝罪しない」ことと、背景・脈絡を無視して、「安直な対比」がなされており、これまた、吐き気がした。
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