弁護士のブログBlog
インフルエンザの当て字「印弗魯英撒」
- 2019-01-25
今朝(1月25)の天声人語で,
江戸時代の医学書では,
「インフルエンザに『印弗魯英撒』の字をあてた。」
「まるでインド(印度),フランス(佛蘭西),
ロシア(露西亜),イギリス(英吉利)が
(インフルエンザ・ウイルスを)撒(ま)き散らした病かのようである」と書かれてあるのを読んで,噴き出してしまった。
(ロシアの「ロ」は,正確には「魯」→「露」)
インド(印度)は,私にとっては,
仏教の開祖(Buddha)と,パル判事(東京裁判)を生み出した地であり,
インド・カレーの国であって,悪い印象はない。
フランス(佛蘭西)も,
ミレー(Jean-François Millet、1814- 1875)を生み,
ファーブル(Jean-Henri Casimir Fabre、1823 – 1915)を生み,
ルノワール(Pierre-Auguste Renoir 1841 – 1919)を生んだ地であり,
フランス料理の国であって,悪い印象はない。
方や,
ロシア(露西亜)は,
ドストエフスキー(Достое́вский)を生み出した国とはいえ,
ゾルゲ(Sorge, Зорге, ソ連のスパイ)を生み出した国でもあり,
日ソ不可侵条約に反して,火事場泥棒(太平洋戦争末期に北方四島の侵略)をした国であって,
良い印象はない。
イギリス(英吉利)とて,
中東問題・中東紛争の元凶(諸悪の根元)は,
イギリスの『二枚舌外交』(アラブ人に独立を認めたフセイン=マクマホン協定と,ユダヤ人にパレスチナでの国家建設を認めたバルフォア宣言との矛盾)に由来するものであって,とんでもない。
Gesundheit !!