北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

急転直下,不要不急の「三密」

文春に
を綿
したのは誰か?

 

事後の報道の手際良さを考えると,
○○新聞かな?,とも考えられなくはないが,・・・
文春によれば,
雀卓を囲んだ4人の構成は,検事長産経記者2名(A・B)朝日記者1名。
いくら「朝日」とはいえ「腹心の記者」が裏切るわけがない。

文春によれば,
4月下旬の時点で,既に「今度の金曜日」の「密会」の予定を把握していた,
「密会」場所から,「三人の男が次々に」出てきた後,
「待機していたハイヤー」の「後部座席に二人が並ぶ」状況になった,
(グラビア記事を読みかえすと,並んだ一人は,三人のメンツのうちのひとり,多分,A記者であろう。)
となれば,東京高検内部の反対分子(「良識派検事」)が仕組んだ,
捕物帖だったか,という「直観」が働く。

警戒心が「カ(欠)ケてる検事」(文春より)

 

そして,恐ろしいことに,

「文春ごときが・・・」と言っては失礼かもしれないが,
「麻雀トバク」の「状況証拠」が周到・緻密に調査されている。
「賭場開帳者」である「産経記者A」(私は,以前から「黒川検事長」寄りのおかしな記事を書くヤツがいたなと思っていたら,その人物だ。)の方は,「密会の直前」マンションから出てきて,近所のコンビニ・スーパーで,「アルコール類は一切買わず」,
雀卓仲間のための食材,タバコ等の購入物が調査対象に組み込まれている。
その直後に,検察庁関係者が,レジからレシートの写しを押収しているのかもしれない。)
帰路,神社に立ち寄り,(戦勝祈願の)手を合わせる」といった「真剣勝負」ぶりの状況などといった状況証拠・行動調査のオマケつきだ。

また,「産経記者B」(司法クラブ・キャップ)の方は,「マンションに入る直前,コンビニに寄ってATMを操作していた。」,つまり,「負けた」,あるいは,『ある程度負けてあげないといけないんだ』という場合に備え,「賭け金」の原資金調達だ。

間違いなく,「特捜のプロ」の捜査指揮ができる人物が,バックについて,
「文春調査」を指揮・指南している,と思われる。

事後的に,黒川検事長の「犬の散歩中」に,突如襲う質問責めにおいても,
「ハイヤー代をいつも新聞社に払ってもらっている。国家公務員倫理規上,問題はないのか」などというマニアックな質問は,「文春ごときが」と言っては失礼かもしれないが,週刊誌記者レベルで思いつくような発問とは思えない。

『今日は十万円もやられちゃった』
『このあいだ韓国に行って女を買ったんだけどさ』などと
あることないこと(?)まで書かれては,・・・黙るしかない。

「脇が甘い」と、
政権に付け入る「隙(すき)」を与えるどころか
本来は「内輪(検察庁組織)」の中で,「特捜のプロ」として外部に目を向けるはずの,
人材が,反転して,「密偵(スパイ)」,「秘密警察」と化し,
「公安調査庁的な監視・介入」に,「身も蓋もなく」露骨に晒される。

今や,検察組織も一丸・一枚岩ではなく,
「検察官同一体の原則」は通用しない。

今後の粛清人事,
特に法務省内部での「平目ども」に対する粛清人事を期待したい。

それにしても,「好事魔多し」というが,
やれやれ眞琴さん,「待ては海路の日和あり」ですかね。