弁護士のブログBlog
円空作「徳夜叉明神像」
- 2020-11-10
円空学会のフェイスブックには,
小渕観音院(埼玉県春日部市小渕)のホームページから引用したとみられる
同院所蔵の下掲・円空仏の写真が載せられている。
小淵山観音院のホームページによれば,
尊像の裏に「徳夜叉明神像」と墨書されているとのことであるから,
尊像名は,そのとおりなのだろうが,
正面から見ると,やはり稲荷狐が舌ベラを出しているように見えてしまう。
最近,古本で手に入れた
谷口順三著・後藤英夫写真「円空」(求龍堂)をみると,
上掲・尊像の側面像が出ていた。
やはり,モチーフが「狐(稲荷)」であることは疑う余地はない。
舌ベラのように見えた部分は,「前垂れ」であろう。
(https://blog.goo.ne.jp/goo20052010/e/061bcddf2db9a2d9a1ef10306530e4c0より)