北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

政治的・社会的なリーダーに求められる「資質(又は資格)」

第1に,「人望」がないと,リーダーになれない。当たり前だが。

この点,「人間的な魅力」など全く必要ない(このことは,日本の国会議員をみれば,よくわかる。)。

「人当たりがいい感じ」とか,「円満そうな風情」がある反面,「尖(とが)らない」,「敵を作らない」ことが肝要である。この点, 私は,何でも正直に「突っ込む」し,「敵が多い」ことから,この資質(人望)に欠ける。したがって,私は,弁護士会の会長には絶対になれない(別になりたくもないが。ただし,多くの歴代会長とは「親しく」交流させていただいている。)。

第2に,「頭がいい」こと(有能)がリーダーの必要条件だ。

これには,二種類のタイプがある。リーダー本人が「頭がいい」タイプ(例えば,レーニン,トランプ)と,リーダー本人が「頭がいい」かは疑問であるが,その取り巻き=ブレーンが「頭がいい」タイプ(例えば,習近平,バイデン)である。

第3に,ここが重要であるが,

共産主義・全体主義社会でのリーダーは,「狡猾」であれば務まるが,民主主義社会では,「高潔」でないと務まらない,ということだ。

 

ちなみに,リーダーを支える№ツー(事務局長)においても,上記資質は必要だ。№ツー(事務局長)において,この資質が欠けていると,あらゆる政策・社会運動は失敗に終わる。この点,アメリカの前国務長官・ポンペイオは偉大だった。