北口雅章法律事務所

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「お役目を終えた後の」辞任で、責任を取るだと?

意味がわからない。

「お役目を終えた後の」辞任など、本人にとって痛くもかゆくもない。
そのような「無意味な辞任」をもって「責任を取った」といえるのか?

(「責任を取る」というなら、「議員を辞めろよ!」といいたい。)

 

 

「結果が出なかったから責任をとる」という言い回しも癇(かん)にさわる。
「結果が出なかった」という言葉は、「ポジティブな(プラスの)目標」に到達しなかった、つまり、ゼロと同視できる状態のときに使う言葉。ところが、今回の衆議院議員選挙は、自民・公明にとっては、「大敗北」という「ネガティブな(マイナス)の結果」が“立派に”出ている。にもかかわらず、「結果が出なかった」という言い回しを使うことにも、癇(かん)にさわる。

裏金議員として指弾されて落選・失職した方々は、『大事な国民の審判』において、最悪の結果が出たことに対し責任を取れよ。」と言いたいに違いない。自業自得といえなくもないが、選挙の直前に「裏金問題」を蒸し返したのはヤツだ。

ヤツは、「党内の結束が求められる」ときに、「沈みかかった船」からいち早く避難・脱出・逃亡した、ネズミ小僧のような存在」だと思っているのではあるまいか?