北口雅章法律事務所

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「無」を「熟語にすると…」

今朝(令和7年1月24日)の朝日新聞は、「無」を考えさせる記述が二箇所にあった。

 

「折々の言葉」では、哲学者(筆者)は、修業時代、「何故無でなくむしろ或るものが有るのか」というライプニッツ(近世ドイツの哲学者)の問いを変奏して「人(私)は無いより有る方がよいのか」という、「きつい」自問に「途方に暮れた」という。

「天声人語」では、「無」等、「打ち消しの漢字」は、熟語にすると、「良い意味の言葉 あまりない」という神野温子さん(小学6年)の詩が紹介されていた。「無理矢理」だって?

 

でもね、神野さん。
「無」を含んだ熟語だって、少なからず「良い意味の言葉」はありますよ。

「無心」
「無罪」「無実」

般若心経を思い浮かべると、「無」という言葉は、20箇所に出てくる。