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「円空仏展」にみる三井財閥の金力
- 2025-02-27
前々から本日(令和7年2月26日)、上京の折、「三井記念美術館」にて開催中の円空仏展に立ち寄る予定でいた。
だが、私としたことが、完全に目測を誤ってしまっていた。
昨年(令和6年)3月、「あべのハルカス美術館」(大阪)の円空展にて、飛騨・千光寺の名作の数々を、時間をかけて堪能できていた。このため、今回は、「お目当て」の千手観音三尊像(清峯寺)と、十一面観音(といわれているが実は違う)三尊像(桂峯寺)(下掲)を中心にしぼって、1時間程度もあれば、相当程度の展示作品をカヴァー(鑑賞)できるのではないか、と思っていた。だが、この考えは非常に浅はかだった。
さすがは三井さん。三井記念美術館の展示会場に出向くと、飛騨・高山の名作の数々が、ほぼ網羅的に取り揃えられていた。これまで写真でしかおめにかかったことのなかった、マイナーな神社や地蔵堂等が所蔵する貴重な円空仏のラインナップをじっくりと鑑賞するには、多分、最低限三時間程度は必要であったかと思う。
にもかかわらず、名古屋の事務所を出発するのが遅れてしまい、かつまた、東京駅から歩くと意外と時間がかかってしまい(途中で工事していたので回り道した。)、その後の予定を考慮すると、40分程度の鑑賞時間で、切り上げざるを得なかった。
非常に悔いが残った。やはり出直すとするか…
村上神社の十一面観音像は、素晴らしかったが、「円空仏の魅力」は、図録の写真なぞでは、殆ど伝わらない。
飛騨・千光寺の秘仏である「歓喜天」(ペアの象が抱き合う像容)が、若干開扉された厨子の中にチラリと見える状態で展示されていた。
(宗教色を失った一部の円空仏だけが、一般撮影が許可されている。)
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