北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

「名古屋城 天守閣木造復元イメージCG」 を見てちょう!! *追記あり

「史実に忠実」な木造復元か,「エレベーター」をつけるか?

「思い悩む」河村市長から,仕事の合間にお電話をいただいた。

「歴史的価値」(国宝第1号)の復旧と,障害者団体の要望との間での,
「板挟み」はつらい。

バリアフリーについて,「合理的な配慮」を志向しているものの,
なかなか障害者団体の理解を得るための道程(みちのり)は,嶮(けわ)しそう。

ともかく, (名古屋市のHP,T工務店のHPに出てくる)
『名古屋城 天守閣木造復元イメージCG』をみてちょう!!と。
「名古屋城」×「天守」×「木造CG」のキーワードを掛け合わせて検索すると,
みられるとのこと。

見たぜ。
ブログ読者の皆さんも,動画でイメージCGを見て欲しい。
そして,このCG画像を,名古屋市民に拡散してやって欲しい。

 

う~ん。天守閣・最上階(7階)までたどりつけなくても,この5階からの見渡しだけでも満足しちゃいそうだが。

最上階(7階)までとなると,ちょっとした「ハイキング」「登山」をするつもりで,脚を鍛えておく必要がありそうだ。

尾張藩士・奧村得義らが藩命により名古屋城の構造・詳細設計を記録した「金城温古録」,国宝建造物の詳細調査に「昭和実測図」(内部断面図・平面図・)計309枚に加え,名古屋市が昭和15年から,建造物外観・内覧状況,及び本丸御殿障壁画等を対象として撮影した写真700枚以上に基づいて,ほぼ完全な復元が可能であることは,「名古屋城天守閣PRビデオ」から理解した。

さて,それで,どうなることやら。
(河村市長の心内は決まっているような印象を受けたが…)。
名古屋城総合事務所内部での議論状況は,業務秘密なので公開できない。
もっと多くの方に,関心をもってもらいたい。

以下,「名古屋城天守閣PRビデオ」より。

 

*追記(平成30年6月8日):私も誤解していたし,障害者の方々の中には誤解されている方もあろうかと思いますので,参考までに付記しておきますと,天守閣は,機能的には,ただの「武器庫」で,お殿様のお住まいは,あくまで「本丸御殿」だそうです。

(平成30年6月4日 朝日新聞・夕刊)

 

(名古屋城天守閣整備事業・技術提案書より)