北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

新連載マンガ 「イチケイのカラス」 への期待

漫画雑誌「モーニング」にて,新しく連載が始まった

「イチケイのカラス」の今後の展開が楽しみだ。

実際にも,99%の刑事裁判官は,
検察側の立証はしっかりしていると勝手に思い込んでいるし,
検察側の主張のいいなりの判決を書いても,99.9は控訴審でひっくり返らないし,
仮に控訴審でひっくり返っても,検察側の証拠に沿って判断したということで,
出世には全く響かないし,
被告人からは,国家賠償請求訴訟を起こされる心配もないので,

被告人と弁護士が人生をかけた刑事裁判でも,

上掲マンガのとおり,悩むことはありません。

片田真志先生!! は,刑事弁護人として著名ですが,法律監修者として,
こんなにも,実態に即したリアリティをもたせちゃって,大丈夫ですか?
裁判所からにらまれませんか?

う~ん,全く同感!! 全くそのとおり。

 

なかなかいいツッコミだ。

 

これは,今後の展開に期待がもてそうだ。

 

フィクションとはいえ,この右陪席のイメージ・キャラのモデルは,

ドーみても,

「冤罪弁護士」で著名になったI先生と,
わが愛知県弁護士会から,弁護士任官されたT判事

 を掛け合わせたような・・・
(お二方とも,WADASUの学生時代,同じ時期,同じ大学でみかけたような・・・)

「イチケイのカラス」は,「家栽の人」を越えられるか? 
 楽しみです。