北口雅章法律事務所

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腹立つわぁ! いきなり同期に負けるかぁ??

典型的な「中東の笛」判決【注】。

 

 

【注】「中東の笛」とは,「サッカーの国際試合等で,アラブ系の主審が,アラブ諸国のチームに著しく有利な判定を行う現象」を指すが,「『中東の笛』判決」とは,国を相手とする行政訴訟になると,裁判所が,私人の人権を軽視して,とかく国に有利な判決を下すことをいう。

ちなみに,岡口判事・分限裁判も,その本質は「中東の笛」である。
「公正な審判(Umpire)」たるべき「最高裁大法廷」が,「犯則ワザ」を用いるとは,
心底,呆れた。

 

もし仮に私が,立憲民主党の枝野代表の地位にあれば,

最高裁「長官代理者」事務総長を国会・法務委員会に呼び出し,今回の最高裁大法廷の分限決定は,法曹・国民の国(司法)の統治機構そのものに対する信頼をかなり深いところで傷つけてしまったのではないか?,最高裁判事3名の補足意見は,不利益な行政処分をなす場合の行政手続に関する手続的正義の要請に関する理解を欠いた,著しく独善的な判断ではないか?,一般的な法律家の常識的感覚と大きなズレを生じているのではないか?,このような最高裁判事に対する法曹関係者・学者らの不審は,重大かつ深刻であって,最高裁として,これを真摯に受け止めるべきではないか?,等等,徹底的に追及する。

 そもそもの始まりが,民進党のアホな議員による岡口判事に対する訴追委員会による訴追の「強迫」に始まった,というのであるから,民進党への社会的信頼も地に墜ちている,といわざるを得ない。

2001/03/05 参議院・法務委員会における江田五月センセイ語録「最高検,法務省は御丁寧にも自分から検察自体,少なくともトップ全体が腐っていることを天下に証明してしまった,余り頭がよ過ぎて常識をきれいに忘れているんじゃないか。」は,今回の分限裁判の件では,そのまま,次のように言い換えることができる。「最高裁,東京高裁長官らは御丁寧にも自分から最高裁自体,少なくともトップ全体が腐っていることを天下に証明してしまった,余り頭がよ過ぎて常識をきれいに忘れているんじゃないか。」と。

 

〈関連ブログ〉

「著しく劣化した最高裁の決定に,健全な感覚の法律家は,…」

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「岡口判事・分限裁判の最高裁決定は憲法違反ではないか」

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