北口雅章法律事務所

弁護士のブログBlog

西田光衞師の「伝導版画」について

ここ数年,毎月1回,名古屋市中村区の某所でやっているマッサージに出向くと,
その帰路にある,お寺(浄土宗・蓮華寺)の前を通るが,
その都度,そのお寺の掲示板の「月めくりのカレンダー」が目につく。

木彫りの版画で,仏画と「名言」が描かれており,
ときに慰められ,ときに心に突き刺さる「名言」が多いからである。

最初は,気になる名言があると,メモをとっていた。例えば…

「ふりかえると 欲と不安のわが身」 ギクッ

「しんどい原因は 自分が作っているのではないか」 ギクッ

「時はみんなに平等 だが残酷なもの」 ギクッ

「昨日もいたらずらに暮れぬ。

 今日もむなしく明けぬ。(法然上人)」 ジ~ン・・・

 

数ヶ月前,スマホを買ったので,

マッサージの帰りに,蓮華寺の掲示板の前で,

スマホのカメラを使って,そのカレンダーを撮していたら,

どこやらに監視カメラがついていたのか,

住職のご親族と思しきご婦人が,玄関から出てこられ,

「1冊,余ってますので,さしあげましょうか。」

と声をかけてくださったので,有り難く頂戴した。

(実は,お寺に電話して,「カレンダーの入手方法をご教示願えないか。」
とお尋ねしようと思っていた矢先のことだった。)

そして,

このカレンダーこそ,

西田光衞師(十輪寺名誉住職)が作成された,

「伝導版画」であることがわかった。

ちなみに,先月(10月)と今月(11月)のお言葉は,次のとおり。

 

そして,昨日,

本屋をブラブラしていたら,

偶々,西田師の画集

「伝道版画摺って 四十年二十五万枚」(探求社)
(2017年10月20日・初版第一刷発行)

が目に入ってきた。勿論,買った(1000円也)。

西田師は,40年にわたって,檀信徒教化を目的に
仏教版画を彫り続け,無料で檀家に配布されていた,とのこと。

ちなみに,先に引用した名言は,以下のとおり。


出典は,高僧の語録,仏典かなと思いきや,

何と「ニーチェ」まで出てきた。

 

心新たに,以下のことを心がけたいと改めて思った。

 

裁判でも,人事・立証を尽くしたら,後は裁判官に・・・・

 

※追記(2017.11.18)

蓮華寺の前を通ったら,前掲カレンダーの横に・・・