弁護士のブログBlog
最高裁は,正規社員と非正規社員とを差別したのか?
- 2020-10-14
原告は,大阪医科大学・研究室の女性秘書(50代・アルバイト)
彼女の言い分は,
正規秘書も非正規秘書も「仕事は同じ」なのに,
ボーナス等が正規秘書のみ支給され,
ボーナス等が非正規秘書に支給されないのはおかしい。
そこで,大学を訴えたところ,・・・
1審・2審は,判断が分かれた。
これに対し,最高裁は?
原告の主張とは,前提が異なっている。であれば,
との判断は,やむをえないのかな?,とも思われ
この(↓)抗議の正当性には,クエスチョンがつく。
そこで,
念のため,最高裁判決を確認すると,・・・
非現実的な,事実認定がなされており,
原告・女性秘書の気持ちも分からなくはない。
「秘書」に「英文学術誌の編集業務」などできるのか?,秘書に任せられるのか?
「病理解剖に関する遺族等への対応」って,なんじゃいな???
・・・・解剖医,診療部担当教授の職責ではないのか???
「部門間の連携に要する業務」って,要は,「教授の伝書鳩」業務ではないのか?
「毒劇物等の試薬の管理業務」って,准教授・助教の業務ではないのか?
秘書に「配置転換」などあるのか?
等々,正規秘書と非正規秘書とに如上のような差違があるとは思えず,
両者の職務内容の「大同小異」を正当に評価しているとは思えない。
とはいうものの,さらに読み進むと,・・・
アレェ???
契約社員は,約80%
アルバイトでも,約55%のボーナスをもらっているのではないのか?
だったら,
「アルバイトにボーナスなし」というNHKの報道内容は,
事実関係を不当にねじ曲げた,歪曲報道ではないのか??
最高裁判事らは,顔をマスクで隠したいらしい。
テレビカメラの前くらい(わずか数分),
堂々とマスクを外して,顔を世間にさらしたらどうなんだ。