北口雅章法律事務所

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アメリカ大統領選挙の行方〈A+B=?〉

1月6日,ペンスが,バイデンの大統領就任を認証することになるのか,
あるいは,・・・・?

〈A〉:アメリカ大統領選挙(2020年)では,大規模で組織的な不正が横行した。

aⅠ)不正の数々が,客観的に証明されていることは疑う余地がない(ドミニオン集計機器のイカサマ機能,バイデン候補への投票数の水増し映像の暴露,投票者名簿数よりも投票数の方が多い等)。

aⅡ)演説会場の盛況ぶりからみて,不正がなければ,TRUMP圧勝だった可能性が濃厚であろう。

一方,

〈B〉:TRUMPが何の行動も起こさず,今の状況のまま推移すれば,
TRUMPサイドの形勢逆転は,無理であろう。

bⅠ)TRUMPは,1月6日に大衆デモを呼びかけているが,大衆の「喝采」は,議事堂内には響かないであろう。

bⅡ)両院議会での開票作業で,異議申立て(Objection)が,上院議員・下院議員各1名ずつ以上から提出されたとしても,民主党過半数で,異議申立ては棄却されるであろう。

bⅢ)「ペンスカード」は,残念ながら,切られないであろう。開票作業においては,議長に絶対的権限があり,ペンスは,不正選挙の結果(異議の出た州の選挙人数)を拒否できるという憲法学説もあるようだが,どうも少数説のようで,彼単独の意思で強権発動するには,ハードルが高すぎるように思われる。右派系メディアも,最近になって,ペンスカードを期待するトーンが,グッと落ちたような気がする。

 

(「ペンスカード」の先例)

 

したがって,

〈A+B〉の帰結は,
─ TRUMPが何の行動も起こさなければ ―
「アメリカ民主主義の終焉」であろう。

バイデンの大統領選出には,何の民主的正当性もなく,
詐欺集団による「クーデター」がまかり通り,
中国共産党の「傀儡政権」がアメリカで誕生することになるからだ。

 

では,TRUMPは,何の行動も起こさず,
このまま手をこまねいた状態で,
両院議会による選挙結果(敗北)を受け容れるのであろうか?

 

TRUMPの性格からして,また,これまでの社会状況からして,
TRUMPが〈A+B〉の帰結(敗北)を,
何の抵抗もせず,素直に受け容れるとは到底思えない。

であれば,TRUMPは,どのような行動を起こすであろうか?

単なる集団デモの煽動だけは,形勢逆転は無理である。
バイデン陣営の圧倒的優位のもとで,
かつ,共和党陣営の裏切り行動の数々のもとで,
「ジリ貧状態に近い」事態を打開・挽回するには,
何らかの「アクロバット的な」「サプライズ」が不可欠である。

「アクロバット的な」「サプライズ」を敢行するには,
当然のことながら,目に見える形での「布石」を打っておくこと必要である。

しかも,
①ペンスと異なり,絶対に裏切らない「腹心の同志」と
②大統領に忠誠心のある「武力組織」が必要不可欠である。

ところで,

TRUMPが打った,一つの布石(②)は,
エスパー国防総省長官の解任であり,
ミラー長官代行による、「クリスマス休暇」を名目とした,
バイデン陣営に対する「政権移行支援」の拒絶であろう。

TRUMPが打った,もう一つの布石(①)は,
ダン・コーツ前国家情報長官の解任であり,
ラトクリフの抜擢だったが,彼は,まだ外国(中共)による選挙干渉のレポートを遅延させてており,その報告書は未提出の状況である。
関係筋によれば,国防総省管轄のアメリカ特殊部隊5名の犠牲もとに,
ドイツ・フランクフルトで,
ドミニオン投票集計システムをコントロールするサーバーが押収されたようだが,
この解析結果が,未発表であり,
1月6日の敗北確定の前までに,
ドミニオン集計システムの解析結果と外国勢力の関与を含むラトクリフ報告が待たれるところである。

では,TRUMPは,1月6日当日,どのような「サプライズ」を企画していると考えられるのか?

TRUMPに残された「一発逆転劇」のシナリオは,ただ1つ。

FBIも,CIAも,腐敗してしまい,ディープステーツ(≒中共)の言いなりに動く今となっては,
ミラー国防総省長官代行を指揮して,
特殊部隊を使っての,「バイデン逮捕」に踏み切り,
軍事法廷で,彼を「国家反逆罪(クーデター)幇助」に問うことではないのか。

TRUMPが「バイデン逮捕」に踏み切れば,
ワシントンDCに参集した群衆は,「拍手・喝采」するであろう。

これぞ,民主主義的な現象として,カール・シュミットがいうところの「喝采」である。

「人民の真の行為、能力、役割や、あらゆる人民的(volkhaft)表現の核心、ルソーもまた真の民主主義として思い描いていた民主主義的な根源的現象は、『喝采』である。集合した多数者の賛同する叫びや拒否する叫びである。」(Carl Schmitt 『人民投票と人民請願』)