北口雅章法律事務所

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龍泉寺の円空仏ほか

今日(令和5年5月4日)、龍泉寺(名古屋市守山区)に出向き、円空仏を拝顔してきた。

龍泉寺の円空仏といえば、馬頭観音が有名だが、日曜・祝日に龍泉寺を訪ねると、宝物館で、馬頭観音とその両脇侍(熱田大明神・天照皇太神)と、千体仏のうちの約300体を鑑賞することができる。「撮影禁止」の貼り紙はないようなので、念のため、大人100円の入場券を販売していたお婆ちゃんに「円空仏をスマホで撮影していいですか?」と尋ねたところ、「フラッシュを焚かなければいいですよ。」と答えてくれたので、遠慮なく撮影してきた。もっとも、円空仏の横に並べられていた年代物の仏像を撮影するのは控えた。ちなみに、龍泉寺の本尊は、実は、円空仏とは別の馬頭観音で秘仏とされており、脇侍は不動明王と毘沙門天とされている。

千体仏の棚は、「円空仏」という文字になるように千体仏を並べている。

馬頭観音の背銘には、「延宝四丙辰立春大祥天」との記載から、この延宝4年(1676年)、円空が龍泉寺に逗留し、馬頭観音三尊像を造顕したことが知られている。千体仏についても、その年7月、尾張に大水害が発生したことから、その際に水死した方々の供養を目的として造顕された可能性がある旨の解説が付されていた。
龍泉寺は、名古屋城の東北方向(鬼門)に位置し、比較的高台にあるが、寺の展望台から下を見下ろすと、庄内川が流れており、庄内川が氾濫したのかもしれない。

 

葉っぱに描かれた武神は、もしや?

やはり、韋駄天

 

 

宝物館の入り口には、杉戸・前名古屋市長の書が、…

 

由緒ある観音寺には、仁王があり、…

 

天井に、龍の絵が…

 

屋根裏に描かれた上掲絵は、天台宗の寺なので、おそらく遣唐船に乗った最澄か。

 

10円払うと、「心をこめて」鐘をつかせてくれる。

 

「明日きっと幸せになる鐘」を