弁護士のブログBlog
裁判所においても、「IT化の波」が止まらない。
自称「IT難民(パソコン・スマホ操作が極端に苦手なアナログ人間)」である小職にとって、
「IT化の波」は、耐えがたい苦痛を伴う。
以前、ウエッブ会議制度が導入されたときも(導入できれば、便利に決まっているのだが…)、
「電話会議でええやんか。」と言って、テレビカメラの導入を頑なに拒んでいた。
にもかからわらず、
数年前、名古屋地裁・某専門部の部長(前々々代)からの直々の電話で、
「北口先生のお顔を見ながら、会話したい。」とのせられて、
しかたなく、テレビカメラを導入した私であったが、
今回は、同じ専門部の書記官から、
「ミンツ(mints)にアカウント登録してください。」
とメールが飛んできた。
※(注):「ミンツ(mints)」とは、現行民訴法132条の10等に基づき、裁判書類をオンラインで提出するためのシステムのこと
「しらんがの。アカウント登録なんて、一人でできるわけがない。」
と拒否する旨の電話を入れると、
某書記官から「ミンツは、令和8年5月からは義務化されますよ。今のうちに慣れておいてはいかがでしょうか。」という。
これって、IT難民の当職にとっては、強迫?、あるいは、裁判所によるパワーハラスメントではないか?
「今なら、私(某書記官)が、マンツーマン(特別サービス)で登録まで、案内(指導)しますよ。」というので、
シブシブ、招待メールを送ってもらうことにすると、すぐに
某書記官から「mintsから招待メールを送信しました。そちらのメールに従ってアカウント登録をしてください。アカウント登録後IDを当職までお知らせください。」
とのメールを着信した。もうダメだ。
しかたながないので、助っ人・K君(コンピュータ技師)に電話をかけて、
Googleのリモート・システム(Clome Remote Desktop)を使って、
小職のPC画面を共有してもらって、遠隔操作で対応。
やれやれ、「アカウント登録」を完了。
某書記官にIDを送るところまでは、済ませたぞなもし。
もう、くたびれた。今日の仕事はこれで終わり!
店仕舞いだ、もう店仕舞!!
PS
K君へ、 御礼の粗品を贈らせていただきました。