弁護士のブログBlog
“有終の美”を飾った長谷川恭弘判事
- 2024-09-16
昨年あたりから、名古屋高裁民事第2部、いわゆる「長谷川コート」から、「打ち上げ花火」のような華々しい判決が連発されて、当地のマスコミが賑わった。私も、三件ほど、「長谷川コート」の恩恵に与った(逆転判決2、逆転決定1)。知人の元裁判所幹部判事や、名大医学部の名誉教授からも、称賛の声が聞かれた。
そして、長谷川部総括は、先週末に、“有終の美”を飾って、定年退官されたもよう。
(9月13日)「画期的判決」を予想して、旗が用意されているところが凄い。
(9月12日)その前日も、…
公権力、社会的権力を嗜めるような反骨的正義、自由主義的なバランス感覚は、藤山部総括の再来をイメージさせるに足りるもので、圧巻であった。
定年前だからこそ、「最高裁の眼」を気にせずにできたことだという向きもある。しかし、そうであるならば、他の現役の裁判官らは皆々「最高裁の眼」を気する「ヒラメ」目線で、「萎縮しつつ」公権的な判断をしていることの裏返しではないか。
裁判官の定年退職が、写真入りで記事になるのも珍しい。
陪席裁判官の方々も含め、裁判官の皆様お疲れ様でした。
知人の陪席裁判官は、これで名古屋高裁「三連続(A・F・H)」トリプルのトバッチリ?
😁